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治療結果
シリコンインプラントを入れている方のインプラント抜去・培養軟骨注入による治療結果は、この
ホームページ上の症例集を見ていただければある程度イメージできると思います。
また、実際に来院していただき、診察させていただいた上で、院内に保存しているこれまでの
症例集に基づいてご説明いたします。
質間を受けることが多い内容についてあらかじめ回答しておきます
Q:手術後の腫れはどの程度ですか?
A:過去にシリコンインプラントを入れたときのことを思い出して下さい。おそらくそのときは皮下出血も腫れ
もびっくりするくらい強かったのではないでしょうか? その時とくらべるとこの手術の場合、確実に術後の
腫れは軽いとみなさん言われます。でも手術ですから、ある程度は必ず腫れます。術後2〜3日目が
ピークです。(目から鼻根部のまわりが浮腫状になるのが特徴です。皮下出血はあまり目立ちません。)
その後少しずつ術後7日目にかけてゆっくりひいてゆきます。その後はわずかな腫れが1ヶ月くらいまで
ありますが、それほど目立ちません。仕事への復帰は術後1週をすぎてからが良いと思います。
Q:鼻先を何ミリ、鼻根部を何ミリあげてこういう鼻にできますか?
自分の希望のデザイン通りの鼻にできますか?
A:これははっきりいって無理です。ご本人のもって生まれた、鼻の形、過去に入れられたシリコンイン
プラントの周囲につくられたカプセルの形状はこの治療の結果に大きな影響をおよぼす要因です。
でも、今入っているシリコンインプラントで何かとても困っていらっしゃる、とにかく気になってしょうがない
という方に関しては、おそらく選択肢としてたいへんすぐれた方法だと思います。なぜならば、従来の
方法では、そのまま抜去してぺったんこの鼻にもどすか、または、再度シリコンインプラントを細工して
入れ直すことが治療の主流だからです。また、シリコンインプラントが露出し、炎症や感染をともなった
場合には、抜去以外に方法がありませんでした。
Q:吸収されて無くなってしまうことはないですか?
A:培養軟骨も若干は吸収されるのですが、従来法の耳介軟骨移植術にくらべると吸収される率はかなり
少ないです。何よりもご自身の細胞を凍結保存できますので、将来的に再度追加移植も可能です。
もう少し高くしたいという御本人の希望にしたがい追加移植を行った方はこれまで2名いらっしゃいます。
反対に軟骨の少し隆起した部分を削った方が1名いらっしゃいます。追加したり、削ったり、現時点での
この治療法の調節性はこの程度です。
Q:時間がたって曲がってくることはないのでしょうか?
A:従来法の肋軟骨移植や腸骨移植などは本来が曲面をもっているものを造形してできるだけまっすぐな
形として移植していました。時間が経過して曲がってくる例は確かに存在しました。しかしながら、培養
軟骨による再建・隆鼻術では現在までの経過観察では曲がった例はありません。
Q:培養軟骨はどのくらいの期間で固まってくるのですか?
A:症例集を見ていただくとわかるように、培養軟骨は移植前はゼリー状です。早い方は1週間程度で
かなりの固さまでかたまった例もありましたが、触ってかなりしっかりしてきたと感じるまでには、通常
3〜4週間程度を要するようです。
私たちが東洋人である以上、持って生まれた骨格・鼻の形はどうにも変えられない部分があります。
培養軟骨はそういう根元的な問題は克服できていません。しかし再建の材料として極めて優れている。
現時点ではそのような認識です。やはり過大な期待は禁物です。治療には確実に限界があります。
治療費
当院は保険外自由診療の場合、カウンセリング料(初診料・再診料)はいただいておりません。
培養軟骨による治療は健康保険適応外です。
通常のシリコンインプラントによる隆鼻術や従来法の耳介軟骨、肋軟骨移植による方法よりも高額に
なります。
必要な術式、必要とされる培養軟骨細胞の量により患者さんそれぞれ治療費はことなります。
最終的には診察をさせていただいたうえで決定します。
決して安い治療費ではありません。治療には時間も必要です。遠方からわざわざ来ていただく
必要もあります。治療には限界もあります。よくかんがえられて決断されてください。でも、この
治療は私にしかできないものなのです。
当院での矢永博子の培養軟骨による治療は 合計
84 例です。 (08/08/04 現在)
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