- 陥没乳頭(保険適用) -
陥没乳頭で悩んでいらっしゃる方も多いと思います。たくさんのご相談がよせられます。
比較的多い質問に対してお答えします。
陥没乳頭手術は健康保険の適用ですか?

陥没乳頭は形態的な問題だけでなく、乳輪下膿瘍という感染症をおこしやすく、また陥没の
程度によっては授乳という大切な機能に支障をきたすこともありうる“疾患”と考えますので、
当院では
保険適用として治療を行っています。
陥没乳頭の手術をうけるときの費用(健康保険本人負担分)はどの程度ですか?

診察のみ行った場合、初診料の本人負担分は820円です。診察後、手術を前提として術前
検査を行った場合は本人負担の合計は2780円です。手術当日の健康保険の本人負担分は
両側で手術料・麻酔・薬剤等含め約5万円です。陥没乳頭の重症度によっては特別な
手術を同時に併用して行う場合もありますのでその場合約8万円です。
(これも保険適用です。)
手術には入院が必要ですか?

全例、日帰り手術、外来治療で可能です。
手術を希望する場合の治療の流れを教えて下さい。初診時にすぐ手術をして
いただけるのでしょうか?


原則的に初診時に即手術は行っておりません。(重瞼埋没法などは別として)まず診察を
して手術の適応かどうかを判断します。手術の適応にあり、患者さんご自身も手術を希望
される場合はまず術前検査を行い、手術日を決定します。以後の来院日は手術当日、
手術翌日、術後1週間、術後2週間、術後1ヶ月、術後3ヶ月・・・術後6ヶ月となり、6ヶ月間の
follow up を行います。術後6ヶ月で再陥没がなければOKです。この時点でいったん治療の
ゴールとします。
敏感な場所なので手術の時の痛みが心配です

静脈麻酔と局所麻酔を組み合わせて手術は眠っている間に終わります。
ただしこの場合車を運転しての帰宅は禁止です。
手術にともなう合併症・危険性は?

まず形成外科の教科書にも書いてあることですが、再陥没の可能性は完全に否定できません。
ただ、当院オリジナルの手術法は再陥没が極めて少ないのが特色です。メスを加えるからには
どんな手術も感染の危険性があります。開院以来当院で行った陥没乳頭手術は1例も術後
感染症例はありません。解剖学的構造上乳管の周囲を操作しますが、教科書的な乳管損傷の
発生例はありません。