厚労省再生医療細胞加工施設
再生医療等提供認定施設(脂肪・表皮・軟骨・線維芽細胞・PRP)

医療協会適正認定施設
美容外科・形成外科・再建外科・麻酔科2

092-737-1177
9:00~18:30
(完全予約制)

培養軟骨細胞組織(隆鼻治療)

あなたのお悩みはどれに当てはまりますか?

  • シリコンインプラントを入れた後鼻先の皮膚が薄くなった
  • 手術やケガでできた凹みが気になり人前に出づらい
  • 曲がった鼻を改善したい
  • 人工物を入れるのには抵抗がある
  • 鼻を自然に高くしたい
  • 将来的なインプラント交換や炎症を避けたい

対象となる主な症状

外傷・手術・術後の炎症・術後の変形に対して行う再生医療的なアプローチです。

鼻インプラントや
プロテーゼ
挿入後の
皮膚トラブル

インプラントに
よる慢性的な
赤み・炎症

ズレ・変形
(術後の変形)

皮膚の菲薄化
(皮膚が薄くなる)

へこみ
(術後、外傷のへこみ)

従来の鼻の中にシリコンインプラントを入れる施術は鼻先まで尖らせることが可能ですが、鼻の先端が赤くなったり、皮膚が薄くなったり、何らかの衝撃が加わった場合に露出してしまったりするなどのトラブルになるケースもありました。
この治療法は、シリコンインプラント挿入により生じた問題を解決する選択肢のひとつになります。

培養耳介軟骨とは

ご自身の耳の後ろからわずかの耳介軟骨(約8×8mm)を採取して、隆鼻に必要な量の軟骨細胞を細胞培養の技術を用い、体外で大量に培養します。
約2ヵ月かけて、培養したゼリー状の軟骨細胞を、下腹部の脂肪の下に一旦移植し、その後半年~1年経過後に硬くなった軟骨の塊を鼻や耳、あごなどの再建や形成手術に用いる、患者自身の組織由来の新しい軟骨素材です。


ご自身の軟骨細胞を使用するため、拒絶反応やアレルギーが少なく安全性が高く自然な形で整えられます。

軟骨細胞の培養前
軟骨細胞の培養後

培養軟骨細胞移植(隆鼻治療)治療の特徴

01 point

自家組織の再建(自分の細胞から軟骨を培養)

患者様自身の軟骨細胞を培養・移植するため、インプラントに頼らない自然な組織形成が可能です。
*ご自身の軟骨を使うため、拒絶反応が起こりにくく、安全性が高く自然な仕上がりになるのが特徴です。

02 point

仕上がりの自然さ

培養軟骨はインプラントと異なり、硬さがなく、やわらかく弾力のある自然な触感が特徴です。
また人工物ではないため、レントゲンに映らず、体になじみやすい治療です。

03 point

目立ちにくい採取(耳介軟骨の採取)

軟骨の採取は、耳のうしろの目立ちにくい場所を選んで行っています。
採取範囲も8mm×8mmとごく小さいため、採取のあとが目立ちにくいのが特徴です。

04 point

痛みや負担をできるだけ軽減

移植の際は局所麻酔や全身麻酔を使用し、痛みや不安を抑えながら行います。
また、術後の回復をサポートするため、抗生剤や保護材で丁寧にケアを行います。

培養軟骨細胞移植(隆鼻治療)治療の流れ

初診・診察

まず来院し、治療適応かどうかを診断。検査(血液検査など)を行います。

耳介軟骨の採取

検査から3 ヵ月以内(できれば1ヵ月以内)に局所麻酔下で軟骨を採取(耳のうしろの目立ちにくい部位)します。
また軟骨採取と同じ日に培養を行うために必要な血液を採取します。

培養期間

採取後、手術可能な状態になるまで約2ヵ月の培養期間が必要です。それ以上に培養に時間を要するケー
スもあります。培養がうまくいかない場合は、再度組織(軟骨)採取を行う可能性もあります。(これま
で1例ありました)

手術日決定

培養細胞の状態と患者さんのスケジュールを調整して手術日を決定します。

移植手術

第一段階:ゼリー状となった自家培養軟骨細胞組織を下腹部の脂肪組織の間に移植します。
この手術は局所麻酔のみで日帰り手術として行います。

第二段階:腹部への移植後半年から1年経過後には軟骨細胞は成熟し硬くなりブロック状となっているのでこれを取り出します。(事前にMRI撮影を受けていただき軟骨の状態を確認します)鼻にシリコンインプラントが挿入されている方はシリコンインプラントを摘出し、再建に必要なボリューム、形状に軟骨のかたまりを造形し、これを鼻に移植します。
この手術は日帰り手術ですが、全身麻酔が必要です。

術後ケア・滞在

プロテクターを着用します。手術日をふくめて3日間の抗生物質の点滴を行います。
下腹部、この傷は細い糸でたくさん縫合してありますので、この手術に関与した医師でないと抜糸が
困難なので当院で行っています。
術後7日間の通院が必要となります。遠方にお住まいの場合、当院近隣のホテルに滞在していただきます。

ダウンタイム・経過

術後3日目あたりまでは被覆材が取れやすく、皮膚が刺激に弱い。
色素沈着・赤みなどが出ることもあるが、通常6ヵ月ほどで改善する。個人差があり1年ほどかかる場合もある。日焼け対策が重要。

定期検診・フォロー

遠方にお住いの方は、ホテルから帰宅後も写真やメールによるフォローも可能。患者さんの状況に応じて受診。

培養軟骨細胞移植(隆鼻治療)の費用

参考費用約1,100,000円~2,200,000円
(軟骨採取手術手技料・培養費用・移植手術手技料・全身麻酔代を含む)

※自家培養軟骨細胞組織による治療は健康保険適応外です。通常のシリコンインプラントによる隆鼻術や従来法の耳介軟骨、側頭筋膜移植による方法よりも高額になります。必要な術式、必要とされる自家培養軟骨細胞組織の量により患者さんそれぞれ治療費は異なります。最終的には診察をおこなったうえで決定します。

培養軟骨細胞移植(隆鼻治療)症例

インプラントを抜去して、培養軟骨を注入移植

術前

移植後

インプラントを抜去して、培養軟骨をオープン法で鼻へ移植

術前

移植後

よくある質問

従来の治療と何が異なるのか?
利点:採取部が目立たない/自然な形で鼻、額、顎が形成される。/拒絶反応やアレルギーが少ない。
欠点:培養期間が必要/下腹部での軟骨形成期間がかかる/費用が他の治療より高価です。
手術後の腫れはどの程度ですか?
必ず腫れます。手術後3日目くらいがピークです。その後7日目くらいにかけてゆっくりひいていきます。
その後はわずかな腫れが1ヵ月ほど続きます。お仕事への復帰は術後1週間経過後をすぎてからがよいと思います。
鼻先を何ミリあげてなど、自分の希望のデザイン通りの鼻にできますか?
ご本人のもってうまれた鼻の形、過去に挿入されたシリコンインプラントの周囲につくられたカプセルの状態、瘢痕拘縮の状態はこの治療の結果に大きな影響を及ぼす要因です。これらを無視してご自分の希望のデザインどおりにというのはかなりむずかしいことです。その制約のなかでできるだけ良い形をめざします。二段階手術(two stage operation)が開発されてある程度の希望にそえるようになりました。しかし、それでもやはり限界はあることをあらかじめご了承ください。
培養軟骨が吸収されて無くなってしまうことはないですか?
現時点で存在するあらゆる軟骨移植(耳介軟骨、肋軟骨、関節軟骨など)と同様、自家培養軟骨細胞組織も若干は吸収されます。それが軟骨移植の運命といえばそれまでですが、現在当院で行っています自家培養軟骨細胞組織two stage operationは以前の注入法よりも吸収の程度がかなり少なくなり、成績が向上、安定してきました。
時間がたって変形してくることはないのでしょうか?
従来法の肋軟骨移植や腸骨移植などは本来が曲面をもっているものを造形してできるだけまっすぐな形として移植されてきました。時間が経過して曲がってくる例は確かに存在しました。しかしながら、現在当院で行っています自家培養軟骨細胞組織two stage operationによる鼻の再建術後の経過観察では現時点で彎曲が問題点として生じている例はありません。
手術後時間が経ってから追加で移植することはできるのでしょうか?
細胞は凍結保存できますので希望により保存が可能です。(別途保存料が必要です)この場合、保存しておいた細胞の培養をスタートラインから再度やり直す作業となります。
この治療はどんなケースで適応するのでしょうか?
シリコンインプラント等が長期にはいっていて鼻先が赤くなったり、炎症を繰り返した既往があり、皮膚が薄くなってきていたりする場合です。こういうケースは通常インプラントを抜去することが対処方法ですが、抜いてしまうと、鼻先がへこんだような状態になります。こういうケースに私の開発した自家培養軟骨細胞組織two stage operationが良い適応となります。

培養軟骨細胞移植を用いた隆鼻の手術について

異物(シリコンインプラントなど)が長期にはいっていて鼻先が赤くなったり、炎症を繰り返した既
往があり、皮膚が薄くなってきていたりする。こういうケースは通常インプラントを抜去することが
対処方法ですが、抜いてしまうと、鼻先がへこんだような状態になります。
こういうケースに私の開発した自家培養軟骨細胞組織two stage operationが良い適応となります。

なんとなく鼻を高くしてみたいとお考えの方には、ヒアルロン酸の注入や通常のシリコンインプラン
トで 十分かと思います。 持って生まれた骨格、鼻の形はどうにも変えられない部分があります。自家
培養軟骨細胞組織はそういう根源的な問題点は克服できていません。しかし、再建の材料として極め
てすぐれている。現時点ではそういう認識です