- 自家培養耳介軟骨を用いた隆鼻の手術 -


当院での矢永博子の培養軟骨による治療は 84 例 です。 (08/08/04 現在)


 当院で2002年に自家培養軟骨による鼻の手術が開発されました。この培養方法は矢永博子の

日本ならびに世界特許が完了し、本院オリジナルの治療方法であり、他では受けられない画期的

な治療です。現在は東京・大阪の医療機関と協力しながらこの方法が隆鼻術の選択肢の一つと

して確立されるように努力しています。本人の耳の後ろからわずかの耳介軟骨(約8X8mm)を採取

して、隆鼻に必要な量の軟骨細胞を細胞工学の技術を用い、体外で大量に培養できます。

軟骨細胞の培養法は特許を得た方法でおこなわれ、培養期間は約2ヶ月かかります。

 この治療では自家組織、すなわち自分自身の軟骨を形成して鼻を高くしたり、鼻尖を高くしたり

できます。手術は鼻の穴の中をわずかに切開し、自家培養軟骨を挿入するだけですので手術跡

はわかりません。この治療方法の一番よい適応は隆鼻のためシリコンインプラントを入れた後

鼻先の皮膚が薄くなったり、赤くなったり、腫れたり、またインプラントを触ると動くような場合です。

この場合放置しておくとインプラントが皮膚の外にでてくることがあります。

 隆鼻術は一般的にはシリコンインプラントが用いられています。鼻の付け根から鼻先までの

隆鼻を行う場合シリコンは加工がしやすく厚みをわきまえれば非常に優れた素材です。

 しかし、鼻先は皮膚が薄いため長年のシリコンインプラントの下からの圧力で皮膚がより薄くなり

シリコンインプラントが露出することがあります。また、10年くらい経つとシリコンインプラントの

周囲に石灰沈着(さわるとがさがさする)が生じてきます。

 こうした症状の方にはこれまで、シリコンインプラントを抜去する方法しかありませんでした。

自家培養軟骨は、上記の問題を解決する選択肢のひとつとなります。

当院で手術を受けられた方でご本人の同意が得られた方の症例をご覧ください。