培養表皮細胞シート(にきび、傷あと治療)
あなたのお悩みはどれに当てはまりますか?
- 手術やケガのあとが目立って気になる
- ニキビあとがくぼんで目立つのがつらい
- やけどのあとが色むらや質感で残っている
- 傷あとが硬くてひきつれる感じがある
- 傷あとが赤く盛り上がってかゆみがある
- 縫い目のあとが何年たっても消えない
- 傷あとが気になり人前に出づらい
- 他の治療では満足できなかった
- 傷あとが気になり好きな服が着られない
- 治療したいけど痛みや費用が不安
対象となる主な症状
外傷・手術・やけど・植皮後等の傷あと、またニキビあとなどの凹み・変形に対して行う再生医療的なアプローチです。
傷あと
(外傷後のきずあと)
手術後の
傷あと
やけどあと
植皮後の
傷あと
にきびあと
従来、広範囲の瘢痕や深いニキビあとの治療には、皮膚移植、レーザー治療などが用いられてきましたが、いずれも「色調の違い」「縫い目・でこぼこ」などの課題が残っていました。
この治療法では、ご自身の皮膚を少量採取し、細胞培養して「表皮細胞シート」を作成、移植することで、見た目・触り心地・回復の質を高めることを目指します。
培養表皮細胞シートとは
培養表皮細胞シートは、ご自身の皮膚からほんの少し細胞を採取し、約2ヵ月かけて培養した「再生医療による皮膚シート」です。
これを傷あとやにきびあと、やけどあとなどの部位に移植することで、自然な肌に近い色や質感を再生することを目指します。
自分の細胞を使用するため拒絶反応が起こりにくく、治癒を促す成長因子の働きによって、なめらかで柔らかな仕上がりが期待できます。
従来の皮膚移植では難しかった「より自然な見た目の回復」を可能にする、新しい選択肢です。

培養表皮治療の特徴
01 point
自分の皮膚から作る“再生シート”
ご自身の皮膚をほんの少し採取し、その中の表皮細胞を約2ヵ月かけて培養。
この培養した細胞を「シート状」にして、傷あとやにきびあとなどの治療部位に移植します。
*自分の細胞を使うため、拒絶反応が起こりにくく、安全性が高いのが特徴です。
02 point
自然に近い肌の再生を目指す
シートを移植することで、肌の表面が新しい表皮で覆われ、自然な色味や質感に近づけます。
従来の皮膚移植で起きやすかった「縫い目」「段差」「色の違い」を抑えやすいのが利点です。
03 point
目立ちにくい皮膚の採取
皮膚の採取は耳の後ろやわきの下など、目立たない部分から行います。
採取範囲もごく小さいため、採取のあとが目立ちにくいのが特徴です。
04 point
痛みや負担をできるだけ軽減
移植の際は局所麻酔や全身麻酔を使用し、痛みや不安を抑えながら行います。
また、術後の回復をサポートするため、抗生剤や保護材で丁寧にケアを行います。
05 point
治りを助ける「成長因子」の働き
培養した表皮細胞は、傷の治りを促す成長因子(サイトカイン)を多く分泌します。
これにより、創部の治りが早まり、傷あとがやわらかく仕上がる効果も期待できます。
06 point
高い成功率と実績
当院では、培養成功率95%以上。
1985年に日本初の自家培養表皮移植に成功して以来、800例を超える治療実績があります。
培養表皮治療の流れ
ニキビあと治療の場合
初診・診察
まず来院し、治療適応かどうかを診断。検査(血液検査など)を行います。
皮膚採取
検査から3ヵ月以内(できれば1ヵ月以内)に局所麻酔下で皮膚を採取(耳の後ろ、わきの下など目立た
ない部位)します。
培養期間
採取後、手術可能な状態になるまで最短で約2ヵ月半かかります。培養がうまくいかない場合は再度組織
(皮膚)採取を行う可能性もあります。成功率は95%以上。
手術日決定・移植
培養細胞の状態と患者さんのスケジュールを調整して手術日を決定します。
治療範囲により麻酔方法・手術方法が異なります。
例:にきびあと/顔の広範囲は全身麻酔+レーザーアブレージョン→培養表皮シート移植。
術後ケア・滞在
手術当日+術後1日目、2日目、3日目は抗生剤点滴。福岡市近郊の方は日帰りも可。
術後14日ほど通院があります。
遠方にお住まいの場合、当院近隣のホテルに滞在していただきます。
ダウンタイム・経過
術後7日目あたりまでは被覆材が取れやすく、皮膚が刺激に弱い。
色素沈着・赤みなどが出ることもあるが、通常6ヵ月ほどで改善する。
個人差があり1年ほどかかる場合もある。日焼け対策が重要。
定期検診・フォロー
遠方にお住いの方は、ホテルから帰宅後も写真やメールによるフォローも可能。
患者さんの状況に応じて受診。
培養表皮の費用
| 参考費用 | 約1,100,000円~2,200,000円 (皮膚採取手術手技料・培養費用・移植手術手技料・全身麻酔代を含む) |
培養表皮症例
よくある質問
- 従来の治療と何が異なるのか?
-
利点:採取部が目立たない/でこぼこした縫い目がない/創傷治癒促進/瘢痕が柔らかくなる/除痛効果が優れている。
欠点:培養期間が必要/広範囲では入院・滞在が必要/費用が他の治療より高価です。 - 真皮まで深い場合はどうか?
- 真皮まで深い病変(例:やけど)は真皮由来線維芽細胞併用などの治療方法があります。
- 治療後、どれくらいで日常生活に戻れますか?
- にきびあとへの移植は移植術後1ヵ月間はガーゼで保護をし、それ以降はメディカルコンシーラー等の使用により日常生活に大きな支障はないと考えます。傷あとへの移植は移植後2週間ほどでガーゼを取ることができますがテーピングは必要です。
- 術後の注意点は?
- 日焼け対策・こするなどの刺激を避ける・安静にする必要があります。
- 治療後に完全に元に戻りますか?
- にきびあとなどでは“つるつるの肌に元通り”になるとは限りません。改善度は60-70%程度です。




