- ファイブロコラーゲン(自己コラーゲン)注入 -
  従来、使用されているヒアルロン酸やヒトコラーゲンは本人の組織ではなく異物、他人の

コラーゲンであるため、いずれ吸収されてしまいます。ヒアルロン酸やコラーゲンなどの異物を

注入することに抵抗感のある方は自家組織移植の選択肢があります。

したがって、自家培養線維芽細胞の意義は犠牲が最小限で、ある程度自由な量の御自分の

皮膚組織を移植しうることだと考えます。

 米国では1990年頃よりオルガマルコ先生が培養線維芽細胞をにきびやしわなどに注入して

効果を報告していました。その後、Isolagen社がこの治療を行っており、1997年にFDAに治験が

許可されています。アメリカでは患者さん自身から採取した皮膚から自家線維芽細胞

(自己コラーゲン)を培養して注入する方法が数年前から行われています。

基本的に自家移植であるので吸収されにくく、アレルギー反応も報告されていません。

患者さんの満足度は18-30カ月の経過観察で80%であったと報告されています。

 当院ではこの治療を開設以来、再生医療の細胞工学の技術を使って治療に用いています。

従来の動物のコラーゲンに比べて多少割高になりますが、自分の線維芽細胞は何年も凍結保存

することができるので、追加移植も可能です。また若いときの細胞を保存し、年をとってから使用

することも可能です。日本でもセルコラーゲンといって当院と同様に自家培養線維芽細胞を移植

する治療が始まりました。当院で行うファイブロコラーゲンは本人のオーダーメイドのコラーゲン注入

治療です。耳の後ろからわずかの皮膚を採取して、2ヶ月間ご本人の線維芽細胞を培養します。

これをしわの部分や目の下の隈に注射器で注入することで、約2週間後から効果が出はじめて

約3ヶ月くらいかかって注入部にコラーゲンが産生されます。定期的にファイブロコラーゲンを注入

することでアンチエイジング、若々しい肌の維持ができるかと思います。

 矢永クリニックは1人の患者さんのトータルなお肌の悩みの相談にお答えし、継続してケアー

して行きます。